お座敷にでるためには、お支度から試練の連続です。
おしろいというのは水化粧で、一度色をのせてしまうと、
失敗したな、と思っても、クレンジングで修正というわけにはいきません。
お化粧がうまくいかない…と焦っても、
時間が来ればお座敷に出かけないといけません。
紅のひき方も、眉のひき方も、安定せずにまちまちで、
自分でも、周りの人も驚くほど(笑)、毎日顔が違うんだそうです。
そのような日々、怒られたり、なだめられたりと、失敗を繰り返しながらも…
両紅をさしてもよいとお許しのでる一年が経つ頃には、ちらほらとお店だしされたばかりの後輩舞妓ちゃんが誕生されるのです。
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