花街によって期間に違いはありますが、
おおよそ半年から一年をかけて置屋さんでの生活を通して、舞妓さんになるための修行が始まります。
「仕込みさん」と呼ばれ、髪の毛の短い子は伸ばしはじめ、長い子は、後ろで一つにくくりネットでおだんご頭に。
服装は、動きやすいようにGパンにTシャツといった感じが基本のスタイルでしょうか…。
お家のお掃除・お手伝いから始まり、お姉さん方のお世話など、朝から晩まで息つく暇もありません。そして、京都弁を話せるようにならなくてはいけないのです。京都弁と地元の言葉を対比させた単語カードを作ったり、同じ言葉でのいろんな意味を覚えたりと涙ぐましい努力が始まるのです。
そして、何よりも覚えなくてはいけない大切なことは、おかあさんやお姉さんの言わはることに、「はい!」と答える姿勢です。
目上の人の意見を素直に受け入れる、
自分の意見を主張できる世界ではないことを日々、学んでゆくのです…。
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