私、舞妓さんになりたい…

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なぜ、舞妓さんになりたいと思いましたか?

最近では、テレビのドキュメント番組などでも、特集される機会も増え、どんなことをするのか、日々の生活、修行の厳しさなど、何となく、わかっていると思われている方も多いことでしょう。

舞妓さんになるための○ヶ条などという予備知識を仕入れ、条件にあっているから、私は大丈夫! 私は、○○の条件に当てはまらないから無理だ!!と、一喜一憂されている方もいらっしゃるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、実際に舞妓さんになられた方などのお話や、
置屋さんのお母さんのお話などを聞かせていただくと…

置屋さんが首を縦にふって面倒みていただけるのに、
○ヶ条という条件が全て当てはまるわけではないのです。そして、テレビで映し出される部分など、
ほんの、ほんの一部にしか過ぎないことも…。

今、舞妓さんになりたいと考えるあなたに、是非、もう一度自分と真正面から向き合っていただきたいことがあります。

花街を歩く舞妓さんに出会われたり、イベントでの舞妓さんに出会われたり、舞妓さんを知るきっかけは、人それぞれだと思います。
ただ、共通して言えることは、「素敵なお衣装を着て、可愛らしい簪をつけて、
京ことばを流暢に話す…なんて、素敵なんだろう。」と、まずは憧れから入られるのだと思うのです。思いあたりませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこでまず、考えながら読み進めてみてください。

舞妓さんになってみたいならば、変身舞妓さんを体験されてみれば、
願いが叶うのではないでしょうか?

なぜ、変身舞妓さんになることでは満足せずに、
本物の舞妓さんを目指そうとされているのか、自分に問いかけてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

置屋さんに入ると、お休みをいただけるのは、月に2日間だけになります。
後の28、29日間は、朝起きてから、夜寝るまで、全て自由な時間など無い毎日が続きます。
しかし、あなたが学生ならば、学校から帰宅すると自由な時間が待っているのです。好きな時間に音楽を聞き、好きな時におやつを食べ、友達と遊ぶ。
そんな楽しい時間を全て捨ててまで、修行を経て舞妓さんになりたいですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中には、勉強が嫌いだから…と考えている方もいらっしゃるかも知れません。確かに、数学や世界史などの勉強は花街の修行には必要ありません。
しかし、舞妓さんになるためには、舞ができなくては話になりません。街によっては、鳴り物などもしっかりと仕込まれるところもあります。

勉強ならば、自分のためにを考えてすればよいことですが、
日々のお稽古事がしっかりと上達していかないと、お稽古を習わせて下さっている置屋さんに迷惑がかかります。

そして、舞妓さんとしての芸を身につけられない人は、花街にとっても、置屋さんにとっても必要のない人になってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年齢のことは、舞妓さんになるためには、大きな条件の一つなのでは…と考えられていますよね。

実際に、年齢に関しては、シビアにお断りされる置屋さんもあることは確かです。
しかし、花街や、置屋さんごとのお考えにも違いがあり、あなたが今、高校生であっても、もう遅いと決めつけ無くても大丈夫なようです。
問題は、あなた自身なのです。

花街では、一日でも早くお世話になった方がお姉さんということになります。
極端な話、同じ置屋さんで、中学卒業して15歳で入った人と、その次の日に、高校卒業して18歳で入った人がいても、
これから先、花街で生活していく上では、先に入った年下の子に敬語を使い、全てにおいて、自分が後回しになっていく現実があります。

そういう現実をしっかりと日々、受け止めていけるかどうかが問題なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花街は、なんと言っても昔も今も女社会です。

そして、どこよりも年功序列が優先される世界なのです。

一番下っ端でお世話になる自分の意見など、述べれる立場ではないのです。
置屋さんのお母さんはもとより、自分よりも大きいお姉さんから言われることは、絶対的なものです。

時には、理不尽さを感じて、納得いかないことも出てきます。どう考えても、自分が悪くないのに怒られることもあるでしょう。
しかし、そこで自分の意見をぶっちゃけてしまうようならば、やっていけない世界であると覚悟を決めなければいけません。

お家ならば、自分の感情で、親に反抗したり、家族につらくあたってしまうこともあるでしょう。
花街に入るのであれば、自分の感情は、常に自分自身で抑えなくてはいけません。

 

置屋さんには、仕込みさんを経て、お店だしをして舞妓さんになり、
年季が明けるまでの間、ずっとお世話になることになります。

その間は、日常の生活費からお衣装など、
全てにおいて置屋さんが面倒をみてくださいます。

そして、毎月、置屋さんからはお小遣いをいただけるようです。
ここで一番大切なことは、途中でやめることはできない覚悟が必要なのです。

あなたが晴れて舞妓さんになってお仕事を続けていけるためのお稽古代、
また、日々の生活費など、言い方には語弊があるかも知れませんが…
置屋さんからあなたは、立派な舞妓さんになってくれるはずと見込まれて、投資していただいているということなのです。

ですから、あなたが途中で投げ出してしまうと、置屋さんにとっても、
莫大な損害が生じることは言うまでもありません。

舞妓さんになるということは、周りのみんなよりも一歩も二歩も早く社会に飛び出す…
学生のような甘えを許されないプロの道を歩むということを肝に銘じて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで読み進まれて、いかがですか?気持ちに迷いは生じていませんか?

迷いがあって、当然のことだと思います。全く、今までとは違う世界へ飛び込みたいと考えられているのですから。
どうぞ時間をかけて、いっぱい悩んで下さい。そして… それでも花街に…と思われる方は、
次の段階へ進まれてみてはいかがでしょう?

そして、最後に念押しです。

舞妓さんは、アイドルとは違います。
是非、舞妓さんになって下さい!と、花街からスカウトされたというお話なんて、聞いたことがありません。

「私、舞妓さんになりたい…」と、自分から踏み込む世界。 
ここで自分自身でくだす決断力こそが、
これから先、花街での自分を支える、何よりの原動力となるのです。



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